秀光通信2

『中学受験は覚悟が必要!大手塾の実態とは?』
前回は秀光流中高一貫の勧めをお話ししました。その結果、何人かの親御さんから「秀光は中学受験は勧めない、ということなのか」という質問を頂きました。もちろんこれは誤解です。当ページをご覧になれば分かるように、秀光は中学受験にも力を注いでいます。しかし他方、誤解を承知でいえば先の質問には「その通り、中学受験は勧めません」とも答えたいのです……???

実は、この二律背反的回答の裏に中学受験の困難さがあるのです。結論を先に言ってしまえば、中学、高校、大学受験の三つの中で最も過酷かつ高度な試験が、中学受験だということなのです。(因みに最も容易なのが高校受験です)。11、2歳の子供が挑むには余りにも大きな壁、しかも挑む以上は何としても乗り越えるのだという覚悟を要求される壁、それが中学受験なのです。壁の高さを実感したければ、四谷大塚なり日能研なりの偏差値表をご覧ください。偏差値55以上、あるいはもっと幅を取って50以上の学校の数と、それ以下の学校の数を比べてみてほしいのです。ごく少数の上位校と、圧倒的多数のその他校。そして、多くの親御さんが「ここに入れたら」と思う学校の多くは少数校に偏っているはずです。

しかも、それらの学校の入試ときたら……。高校や大学のように、指導要領の範囲内などといった枷は一切ありません。理社などは公立高校入試などよりはるかに難しい問題が出ます。それでも理社は丸暗記で(といってもこれはこれで能力が必要ですが)対処できるものの、「算数」に至っては、偏差値55以上の学校はセンスがなくては太刀打ちできない問題が出てきます。これは「数学」ではありえないことです。高校受験はもちろん、大学受験だって数学にセンスは必要ありません。もっともこれは私の持論であって、多くの数学教師は「センスがないと数学はねぇ…」などと逃げたりしますが、こういう教師の言うことは、未来に希望を持ちたければ、聞いてはいけません。

ところが、です。かく言う私でも、算数の難しさには頭を痛めることがしばしばあります。驚くべきはそんな算数の難問を喜々として解く子供たちが存在するということです。御三家レベルを狙う子供たちです。本来、中学受験とは一定レベル以上の子供たちがしのぎを削り、戦う試験だったのです。公立中の教育ががここまでひどくなる以前の話ではありますが。しかしそれにしても、今日誰でもが中学受験をやるこの状況がまともでしょうか。大手塾で小6生に十何万円も支出してやるだけの価値があるでしょうか。

合格という結果ではなく努力する過程を評価したいから、という考え方もあるかもしれません。ところが我々がよく聞くのは、問題を解かせるのも親なら、解き方を教えるのも親、宿題の答え合わせまで親にやらせるというトップレベルの塾の話です。塾の役割は難度の高い問題を大量に与えるだけ。それでも不思議なことに、そこそこの結果を出しています。おそらく数をこなすことで、なんとなく解き方だけが身に付くのでしょう。合格はしても、自らの意志で努力することや本質的な学びを知らずにきた子たちが、中学、高校と進むに連れて伸び悩んでいくという話もよく聞きます。この塾のやり方で真に力が付くのはこの塾のトップ層を形成する超優秀生だけです。彼等は難問を解くことが喜びなのですから、親の介在とは無関係に力を付けていくのです。ここに述べた塾は元々、そういうお子さんが通うべき塾だったのです。誰でもが行くようになったそのとき、親やときには家庭教師までが必要になったのです。さて、お子さんは超優秀生ですか。

子供の全体数は減少しているにも関わらず、今年の目黒十中の中1生は例年より多いそうです。理由は、中学受験全滅の子供たちが大勢入ってきたからということらしいのです。広告だけを見る限り、とても理想的な塾に見える、某塾に至っては、都立大学校ではほとんど壊滅的受験結果だったようです。 お分かり頂けたでしょうか。秀光が中学受験を必ずしも誰にでも勧めないという理由。もちろん公立中の現状が、親御さん方を中学受験に駆り立てていることもよく分かります。だからこそ、秀光流中高一貫を提案したのです。学校は公立中でも、勉強は全面的に秀光に頼る。受験は中学が最後ではなく、大学が最終目標だということを念頭に置いて、判断してください。