秀光通信 8

2018.07.23 ブログ

『最後の小学生』

HPをご覧の方はご存知でしょうが、秀光セミナーは今年の6年生をもって小学部を閉じることとなりました。最後の中学受験は一人だけでしたが、結果は御三家をはじめ難関校を次々とゲットしてきました。まさに小学部の最後を飾るにふさわしい結果を出してくれました。
この生徒に関して言うと、受験までの残り1~2ヶ月はほとんど黒板を使わなくなっていました。答え合わせではほぼ正解、間違った場合でもヒントを出すと答えが出てくるので、板書の必要がなかったのです。算数を教えていてこれほど楽だったことはありません。
以前「秀光通信」でも述べましたが、算数には壁があります。ひらめかないと解けない問題というのがあるのです。理詰めを超えて「跳ぶ」問題とも言えます。この種の問題は、計算問題、面積、体積、一行問題、いわゆる○○算のように鍛えて何とかなる問題と違ってセンスがないとどうしようもないのです。
しかし数学はまったく違います。一つ一つ段階を踏みながら、一定の負荷を継続的に与えて丁寧に教えていくと、普通の生徒でも高いレベルにまで到達できるのです。
さて、ここで一つの疑問が生まれます。あの、高度な算数を突破した中高一貫校生がなぜ数学が不得意になるのか。解法の見通しはある程度つくが、なかなか得点に結びつかない、という生徒が大勢います。高校数学は中学までと違い、広範囲にわたる力が必要とされるために、成績が伸び悩むようです。
理由は色々でしょうが、明らかな原因の一つに、中3、高1の中だるみの時期に、いろんな分野と密接に関連する重要な数Ⅰ、数Aを学習するということが挙げられます。要するに、この時期をついつい怠けて過ごす生徒が多いということです。高校数学の量に対抗するには、根気の要る計算を効率よく正確にこなすといった、こつこつと積み重ねる力が要求されます。最難関の東大入試でも算数的なひらめきはあまり必要ありません。緻密に考えて詰めていき、たっぷり計算させる問題が出題されます。
入試というのは大学受験でさえ「学問」ではなく、基本的には「暗記」です。入試は学問の入口に立つのに必要な知識を習得する手段です。大体、ほとんどの問題が過去問の類題にしか過ぎないとも言えるのですから、思考力云々ではなくひたすら手を動かして問題解法を身につけた者が栄冠を勝ち取るのです。
中学受験において、算数で涙を飲んだ君、悲観するには及びません。算数に比べて数学は楽です。もう一度立ち上がって、リベンジして下さい。

 
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